Go to DTK Annual Conference

第31回大学図書館問題研究会全国大会(2000)情報

京都観光ガイド



大図研観光案内:「東山界隈散歩」

文・写真: 堤 豪範 氏(京都大学附属図書館)

清水寺から二年坂、三年坂をぶらりぶらり歩くと、すこし、外国人受けする日本的京都のお店があります。けっして、純京都的ではないのですが、何となく、昔のように貧乏臭さはなく、洗礼されています。ぶらぶらしていて、外から見た店の玄関先にイサム・ノグチの「あかり」が見えるなどなかなか風情が感じられます。

祇園界隈には山口瞳が京都に来れば、必ず寄ったバー「サンボア」があり、三条寺町にある本家「サンボア」に負けない心地よさが味わえます。

ちょっと気むずかしい純英国調の三条寺町にある「サンボア」を上がると、極上の牛肉を食べさせる「すきやきの店・三嶋亭」があります。仲居さんが砂糖と秘伝の割り下で牛肉を焼き、食べ頃になると「卵といとくれやす」と客に挿図をします。言われるままに牛肉を口に入れたとたん、「あとは好きにしとくれやす」と立ち去る。かなり値がはりますが、一度関西牛をお楽しみあれ。

純日本京都を楽しみたい方は、吉井勇の石碑がある祇園地区へどうぞ。関西でも、いまはあまり見られない格子窓の町家が続いている東山新橋通り大和大路をぶらつくのも、日頃の疲れを癒すのに最適かと思います。なお、珈琲は「イノダ」三条本店と別館、四条河原町を東に入った「築地」をお勧めします。