大図研京都ワンディセミナー 「これからの大学図書館について考える:そのための視点と手法」 [終了しました]

情報社会の進展、特にネットワーク系メディアの登場に伴い「図書館」の社会 的機能縮小の必然性が論じられています(*1)。一方で、そのような中、大学図書 館では、電子的図書館機能を充実・強化することで、一定、新たな存立意義を確 立しようとしつつあります。図書館が成長する有機体として、さらに成長し続け るためには、そろそろ次の一手、新たな付加価値を模索する時期にきているので はないでしょうか。これからの大学図書館について、どのように考えればよいか。 そのために押さえておくべき視点や取りうるべき手法など、その考え方について、 今回は考えてみたいと思います。

(*1) 海野敏, 戸田愼一. "「図書館」の社会的機能縮小の必然性:情報流通の構 造変化と図書館の存立意義". 電子図書館:デジタル情報の流通と図書館の 未来. 日本図書館情報学会研究委員会編. 東京, 勉誠出版, 2001.11, p. 1 1-45, (シリーズ・図書館情報学のフロンティア, No.1).

講師:
井上創造先生(九州工業大学)
日時:
2009年11月21日(土)13:30-16:45(13:15-受付開始)
場所:
京都市国際交流会館第2会議室
主催:
大学図書館問題研究会京都支部
参加費:
大図研会員は無料/非会員は500円(参加費は当日、会場でいただきます。)
参加者:
24名
chirashi
タイムテーブル

(2009.10.24に一部変更)

13:30~13:35
開会のあいさつ(5分)
13:35~15:05
ご講演(90分)
15:05~15:15
休憩(10分)
15:15~16:15
グループワーク(60分)
16:15~16:45
発表(30分)

*グループワーク+発表では、ホワイトボード等を用いてブレインストーミングを行い、企画提案書としてA3用紙で10ページ程度のスライドで作成し発表していただくようなことを予定しております。

13:30~13:40
開会のあいさつ(10分)
13:40~15:10
ご講演(90分)
15:10~15:20
休憩(10分)
15:20~16:40
質疑応答・意見交換(80分)
当日の様子
当日の様子
当日の様子
当日の様子
当日の様子
アンケートより抜粋
  • 企画力の重要性 (図書館員は自ら提案企画する力が弱い) という点は大いに痛感せざるを得ない。図書館以外にも同じ弱点を抱えるところがありそう、とも思う。
  • 図書館経営学、とても面白かったです。図書館とビジネスを融合できればと考えているのでとても参考になりました。
  • ソフトウェア工学など図書館で働く中では聞けない話がうかがえて興味深かったです。
  • 数字がうまく出せない弱さ。コストだけでなく収入も定量的に示せない弱さを実感させられた。
  • 社の研修で同じようなことをやりましたが、面白いですね。まさにブレーンストーミング。
  • 実際にやると、数字 (金銭面) で具体的な物が手元にないことに気付かされた。非常におもしろい時間でした。
  • グループワークを取り入れた研修はやはり人的ネットワーク形成にいいですね。
  • ラーニングコモンズについても聞きたかった。
  • 図書館の経済学 (コスト) の話が特に参考になった。