英米目録規則 (Anglo-American Cataloguing Rules) は「AACR3」に改訂されるのではなく,新たなFRBR, FRAD, FRSADの・EET念モデルを基に,2010年にまったく新しい枠組みのRDA (Resource Description & Access) として刊行され ました。すでにLC (Library of Congress) , National Library of Medicine, British Library, Library & Archives Canada, Deutsche Nationalbibliothek, National Library of Australiaでは2013年4月からRDA準拠に変わっています。最近はNACSISCAT の参照ファイルでも見かけることが増えてきました。国立国会図書館も,RDAに対応した書誌データ作成基準を定 めると公表しています (国立国会図書館の書誌データ作成・提供の新展開(2013)『NDL書誌情報ニュースレター』 2013年2号) 。 国際標準の動向として,図書館員はRDAとはどのようなものかを知っておく必要があります。しかし,AACRやNCR とは構成が異なり,予備知識なく理解するのは容易ではありません。 IAAL (大学図書館支援機構) では,2012年12月から2013年5月にかけて,図書館現場の目録実務担当者向けのRDA講 習会を東京で開催し,毎回全国から100人以上の参加者がありました。東京以外での開催の要望も多く寄せられ,大学 図書館問題研究会京都支部との共催で「RDA講習会in京都」を実施する運びとなりました。3回連続講座として東京で実 施した内容を2回にして行います。
※各回とも終了後懇親会を予定しています。