2020年度は新型コロナ拡大防止との戦いで始まり、そしてそれは今も続いています。
しかしその一方で、この間なかなか進まなかったICTへの取り組みが一挙に進んだことは、
みなさんも感じられているところだと思います。
図書館においては、紙媒体でのサービスの困難性は今も続いていますが、電子コンテンツへの
重要性と利用の広がりを一挙に見せた年になったのではないでしょうか。
今回ご講演いただく、湯浅俊彦先生(追手門学院大学)は長年、デジタル環境下における出版
ビジネスと図書館に関する研究を進めてきた第一人者であり、2020年11月にはタイミングよく
『電子出版学概論-アフターコロナ時代の出版と図書館』を出版され出版流通、電子図書館、
著作権、読書アクセシビリティなどの新たな状況を解説、整理されました。
そこで今回のセミナーでは、デジタル・ネットワーク社会において電子出版がもたらす読書の変容、
データベース化する出版コンテンツの利活用について、追手門学院のこども園・幼稚園から大学院
までの取り組み事例を紹介しながら、解説していただきます。
今回は、「DXセミナー」と銘打って、事前に講演内容をネットで視聴していただき、質問を後日受付け、
その質問をもとにライブ配信の中で講師の先生と質疑を繰り広げます。
そのライブセミナーの内容は、講師の湯浅先生が現在、追手門学院大学で取り組んでいる「電子
書籍制作システムRomancer」を利用し、追手門学院大学が採用している電子図書館サービス「LibrariE」で広く
一般に公開することとします。
どうぞ気軽にご参加ください。お待ちしております。