支部だより電子版(2011年6月15日~7月14日)icon 翌月分へicon 前月分へ

1.各地の大学と大学図書館をめぐる動き
【福岡支部】
テーマ:学術情報セミナー2011
    「学術情報サービスの今とその
     先に見えるもの」
日時:平成23年6月28日(火)13:00-17:00
場所:九州大学中央図書館    新館4階視聴覚ホール 主催:九州大学附属図書館
   株式会社サンメディア
後援:九州地区大学図書館協議会
参加費:無料

2.例会・研究会・見学会等の報告
【福岡支部】
名称:大学図書館問題研究会福岡支部6月例会
日時:2011年6月19日(日) 15:00~17:30
会場:熊本大学附属図書館中央館 2階会議室
テーマ:「プレゼンテーションの基礎」
講師:熊本大学大学院 社会文化科学研究科
   教授システム学専攻
   北村 士朗 氏
参加者数:会員13名+オブザーバー2名
内容:例会前にアンケートを取り、それぞれが
   疑問に思っていることを明らかにしました。
   講義では、ディスカッションを織り交ぜ
ながら先生がそれらに答えていきました。

[アンケート内容]
・自分のプレゼンや講義の「改善したい点」に
ついて教えてください。
・プレゼンや講義について、疑問なこと、あな
たが知りたいことを教えてください。
・その他、今回の例会に対する希望などを
 お書きください。

(目標)自分のプレゼンの何を改善する
    べきかを説明できるようになる

  1.プレゼンとは何か?
  2.良いプレゼンとは?
  3.プレゼン構成のコツ
  4.ACRS動機づけモデル
  5.演習
  6.今日の振り返り+α

★プレゼンとは?
 自分の思いを伝えて終わりではなく、聞き
 手にその後の行動を起こさせることが大事
 である。そのためには、聞き手を納得させ
 なければならない。聞き手にとっての利益
 を提示し、理解と共感を得ることが必要。
 聞き手に「伝える」のではなく、「伝わる」
 ような構成を考える。
★情報過多なプレゼンは、もったいない。
 読めば分かること、調べればわかることを
 盛り込まない。配布資料を充実させて、
 後から参照できるようにしておけばいい。
★プレゼンは「構成」が大事
 声の出し方・話し方よりも構成がいいか
 どうかでプレゼンの良し悪しが決まる。
★プレゼンの型
 あいさつ 簡単な自己紹介、何の立場で
 何について話すのか
「メッセージ(結論)」
 ・シンプルかつ明確に
 ・相手の利益を表現する
 ・聞き手が具体的に実践・行動できるか
「本論・説明」
 ・Magic Number of 3 
  人は3項目を超えると認知しにくい
  →ポイントは3つまでに整理して提示
「メッセージ(結論)+質疑・意見交換」
  ・一言でまとめる
  ・相手の利益を表現する
  ・意思決定/行動を促す
  ・逆質問を準備しておく
★ガニエの9教授事象
 授業の設計をするときに、これらが満遍
 なく含まれているかをチェックする。
 図書館ガイダンスに、ガニエの9教授事
 象をあてはめる。実際に自分が授業を行
 っている時に、自分が今どれを行ってい
 るか意識する。
 【インストラクショナルデザインの原理】
★学生の学習意欲を高めるために
 ARCS動機づけモデル(Keller,John M.)
 Attention 注意=面白そうだ
 Relevance 関連性=やりがいがありそうだ
 Confidence 自信=やればできそうだ
 Satisfuction 満足感=やってよかった
 この4つを必要に応じて、順番に刺激する
 こと。
 * 学習意欲をデザインする : ARCSモデルに
  よるインストラクショナルデザイン
●演習
 4名の方に、普段行っているプレゼンテー
 ションを10分程度実演してもらう、実演
 終了後聞き手がコメントシートに<良かっ
 た点・見習いたい点><気になった点・
 改善した方が良さそうな点>を記入し、
 自由に発表。その後、先生からコメントを
 頂いた。
●まとめ
 相手に合ったプレゼン
 説得→納得 伝える→伝わる
★リハーサルが大事
 冒頭部分は、特にしっかり練習をしておく
 こと。できる限り、本番と同じ環境で練習
 すること。話をスライドにあわせないこと。
★練習の回数を増やすために、スライドは
 手早く作り何度も練習・見直しをする。
★同僚に見てもらって、コメントしてもらう

 ■6月例会ブログ
  http://d.hatena.ne.jp/dtk_fukuoka/  
 ■6月例会Togetter
  http://togetter.com/li/151503

名称:大学図書館問題研究会福岡支部第17回総会
日時:2011年7月10日(日) 14:00~17:00
会場:西南学院大学コミュニティセンター
   2階会議室
参加者数:会員14名(委任状18名)
【総会内容】
1)支部長挨拶
2)議長選出
3)決算報告
4)会計監査報告
5)活動報告
6)組織報告
  本年度の会員数 45名 
7)役員改選報告
8)新役員挨拶
9)新年度活動方針案
10)新年度活動計画案
11)新年度予算案
12)その他
 ・沖縄例会について
 ・特別企画について
  会員より持ち込まれた特別企画2件の
  内容について別紙資料に基づき報告が
  行われた。
3.支部報の発行

【京都支部】
巻号:No. 282
発行月日:2011/06/15
主な内容:大学図書館問題研究会京都支部第34回京都支部総会のご案内 
大学図書館問題研究会京都支部第34回京都支部総会議案
京都支部委員の募集について
書評 櫻田忠衛著「経済資料調査論の構築:京都大学経済学部での試み」(堤 豪範)
「平成23年度関西MLA名刺交換会」実施報告 (岡部 晋典)
Webサイトやブログをお持ちの方、京都支部の Webサイトからリンクを張りませんか?
大図研京都ワンディセミナーのご案内
京都支部Twitterアカウント「daitokenkyoto」をフォローしませんか
大学図書館問題研究会第42回全国大会のご案内

【広島支部】
巻号:No.193(電子版第4号)
発行月日:2011/07/12
主な内容:
・研究会のお知らせ
・リレーエッセー(永友恵,込山祐佳里)
・前回研究会メモ(沖政裕治)
・掲示板

4.今後の活動予定
【京都支部】
名称:大図研京都ワンディセミナー
日時:2011年7月30日(土)13:30~16:45 (13:15~受付開始)
会場:京都市国際交流会館 第一会議室
テーマ:伝える技術を磨こう:比較文化の視点で発信力アップ!
講師:松中 みどり 氏(アジアセンター英語講師、アルク教育社講師、ピナツボ・アエタ教育里親プログラム代表)

【大阪支部】
名称:7月例会
日時:7/16 
会場:弁天町市民学習センター 
テーマ:「大学図書館の整備について(審議のまとめ)を読む」
名称:支部大会 
日時:7/30 会場:弁天町市民学習センター 
テーマ:支部大会・全国大会議案書討議
名称:8月例会 
日時:8/30 会場:(東京都) 
テーマ:お茶の水女子大学附属図書館、東京女子大学附属図書館見学会

【兵庫支部】
名称:支部大会 
日時:7/23 会場:三宮勤労会館 
テーマ:支部大会・全国大会議案書討議
名称:8月例会 
日時:8/7  
会場:関西学院梅田キャンパス 
テーマ:「古書店のなかのヒトと。~古書店員&図書館員 トークカフェー~」

【広島支部】
名 称:大図研広島支部総会・研究会
日 時:平成23年7月16日(土)13:30~17:00
会 場:広島経済大学立町キャンパス 2階 121教室(広島市中区立町2-29 IG石田学園ビル)
http://www.hue.ac.jp/life/facilities/tatemachi_campus.html
<総 会の部>13:30~14:15
<研究会の部>14:30~17:00
テーマ:東日本大震災で思ったこと-JLA第3回図書館支援隊に参加して-
講 師:衛藤廣隆(えとう ひろたか)さん
   (古書 よみもの屋店主 http://www15.ocn.ne.jp/~kazekiki/torihiki.html)
(参考)
「衛藤さんHPのボランティア参加報告」:
http://www15.ocn.ne.jp/~kazekiki/touhoku01.html
「がんばれ Help Toshokan」:
http://www.justmystage.com/home/yomimonoya/index.html

【福岡支部】
テーマ:「大学図書館の現代的役割と
     将来の展望について」
日時:平成23年8月26日(金)10:15-17:00
    (意見交換会 17:15-1915)
場所:九州女子大学 耕学館2階 E201 開催概要:http://lib-kyujyo.fiw-web.net/NC-3/html/htdocs/?page_id=33
参加申込:http://lib-kyujyo.fiw-web.net/NC-3/html/htdocs/?page_id=34
* 本研究会は国公私立大学及び私立短期大
 学の教職員・図書館員・学生・企業の
 方々も参加できます。