大学図書館を取り巻く環境が劇的に変化していることは言うまでもありませんが、特に平成25年(2013年)「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(いわゆる「障害者差別解消法」)が制定、平成28年(2016年)から施行、また令和3(2021年)、同法は改正(令和3年法律第56号)、令和6年(2024年)4月1日から施行され、合理的配慮の提供が義務化されましたが、各大学図書館での対応については、実際の対応要請が出てきたら、どの様に対応すべきか、コンテンツ提供はどうすればいいかと不安が尽きないと思われます。
そうした中、国立国会図書館では令和6年(2024年)から国立国会図書館障害者用資料検索(愛称:みなサーチ)正式版を公開され、点字、DAISY、テキストデータ、大活字本、LLブック、電子書籍、バリアフリー映像資料など、いろいろな種類の資料を検索可能としています。
これら国立国会図書館が提供する資源を大学図書館も有効に活用するなどの検討が必要と考え、これら膨大な資料の内、大学図書館でも利用できそうな専門書のテキストデータの有無やその活用方法・可能性についてお聞きしたいと思います。