研究発表 [ 8/22(土)15:50 - 16:35 ]


■研究発表1
「イングランドの大学図書館における特別支援担当の取組みにみる役割」


発表者:松戸宏予氏(佛教大学)
要旨:
本研究はイングランドの大学図書館において障害学生に対する特別支援担当の
取組みにみる役割を明らかにする。
方法としてインタビュー調査(対象:大学図書館特別支援担当者9名)を実施、
取組から役割を生成した結果、特別支援担当の役割として、
1. 職員意識の啓蒙
2. 特別なニーズをもつ学生と図書館をつなげる調整
3. 特別なニーズをもつ学生を安心させる窓口
4. アクセスシビリティのための手だてを担う
4点が挙げられた。


■研究発表2
「オープンアクセスは被引用率を上昇させるのか
  ―Scopus による京都大学の生命科学系論文の調査から見えるもの」


発表者:坂本拓氏(京都大学附属図書館)
要旨:
多忙を極める研究者をオープンアクセスに巻き込んで行く時、
「オープンアクセスは論文の被引用率を上昇させます!」ということが言えれば、
研究者にとって大きなインセンティヴになる。
これが本当なのかを確認するために、手近な方法として、文献引用データベースである
Scopus を用いて、京都大学の生命科学系論文が、オープンアクセスになっているものとそうでないものとで、
被引用数にどのような傾向があるのかを調査した。この結果について簡単に報告する。