記念講演について(2023年9月23日(土・祝)15:30~16:30)
演題:
大学における教育DXと大学図書館の役割


講演者:
村上 正行氏
大阪大学 全学教育推進機構 教育学習支援部 教授
(兼任)スチューデント・ライフサイクルサポートセンター 教学IR・教学データ基盤部 教授 (副センター長)

概要:
 2020年からのコロナ禍を経験し、オンラインの活用も進んだことから、大学教育においても新たな方法が求められています。近年、デジタル・トランスフォーメーション(DX)が話題となっており、教育現場においてICTや教育・学習データの活用も進められています。本講演では、大学における教育DXの現状、私が関わっているラーニングコモンズの研究について紹介し、ニューノーマル時代に大学図書館が果たす役割について、みなさまと考えたいと思います。

講師紹介:
 1997年京都大学総合人間学部卒業、1999年同大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了、2002年同大学大学院情報学研究科知能情報学専攻博士課程指導認定退学。博士(情報学)(2005年9月)。2002年4月より京都外国語大学外国語学部講師、マルチメディア教育研究センター講師、准教授、教授などを経て、2019年4月より現職。専門は教育工学・大学教育学。
 大学教育を対象として、授業改善を支援するための教育データ分析や授業映像分析、ICTやソーシャルメディアを活用した授業実践、ラーニングコモンズなどの学習環境のデザインや運用、評価に関する研究を行っている。