京都大学新OPACにおける電子リソースへの誘導機能実装報告
発表者:
長坂 和茂氏 (京都大学法学部図書室)、若狭 あや氏 (京都大学附属図書館 )要旨:
京都大学では2023年8月に図書館システムのリプレイスを実施した。
その中で、OPACからの電子リソースへの誘導に新たな取り組みがあるため紹介したい。具体的には、1点目が国立国会図書館デジタルコレクション書誌のOPACへの取り込み。2点目がCiNii Books APIを使用したデジタル化資料へのリンク形成である。
参考文献:
- 塩野真弓「京都大学におけるEリソース管理の現状と課題」第4回 SPARC Japan セミナー2013 https://www.nii.ac.jp/sparc/event/2013/pdf/20131219_1.pdf (2023年8月9日閲覧)
- 大西賢人,鳥谷和世,柴田育子「CiNii Booksとデジタル化資料データベースとの連携をめざして-IDマップを利用したデータベース間リンクの可能性」『大学図書館研究』104巻(2016)p. 34-45
ディプロマ・ポリシーと大学図書館
発表者:
坂本 里栄氏(西南学院大学図書館)要旨:
大学図書館は、これまでも継続して学生の学びを支援してきた。近年では、学修支援の役割も拡大しており、学修空間や電子リソースの提供を含めた資料の提供に加えて、学修の質向上に寄与することが求められている。一方で、大学図書館の諸活動が、具体的にどの程度教育への貢献をしているのか、大学全体の教育活動の中での位置づけの難しさに課題を感じていた。本発表では、ディプロマ・ポリシーと大学図書館の関係性に焦点を当て、西南学院大学を事例とし、大学図書館の諸活動がどのように学修成果に関与し、教育を支えているかの可視化を試みた結果を共有する。