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2019/2020年度までのシンボルマーク
シンボルマークのこと
(日本大学商学部 にしやますすむ)
テーブルに開かれた三冊の本である。大学の図書館を充実させ発展させて行くためには、教員と学生と図書館員の三者が知慧を出し合わなければならないこと。更に国公私の大学図書館が協力する必要があることを私たちは大学紛争で学んだ。
大図研の「入会の栞」を作るから、何か図案を書けというのが松井氏の要請であった。意図したことはとも角、なんとなく間延びのした作品となった。松田、山川、大日方氏等の意に添わなかったらしい。だから、常任委員会も事務局会議も通っていない。
雲形定規もなくコンパス一本で仕上げたためにかなり難渋したことと、大図研が陣馬山に登った時に松井氏がこの図案をよりもっと下手な絵にした旗をつくり先頭を意気揚々と歩いたことを憶えている。昭和46、7年の頃のことである。皆、若かった。
このマークは昭和47年3月に作られた「大図研入会のしおり」の表紙に使われました。大図研の20年を調べていく中でこのマークを発見し、作者が西山さんであることも分かりました。常任委員会では、この機会に広く皆さんに紹介し、シンボルマークとして復活させることにしました。(1988.12.24) (『大学の図書館』第8巻第1号(通号183号)13頁より転載)